2chオカルト板・怖い話・洒落怖怪談の厳選まとめ

2chのオカルト板・怖い話・洒落怖の怪談などをまとめたブログです。怖い話を厳選して掲載。閲覧注意。

2013/04/17(水) 02:00:00

274 :本当にあった怖い名無し:1/4 ◆warV6c522E:2010/05/13(木) 16:12:25 ID:DQlPoOI+0
3月26日(日)
20世紀最後の年。
念願の就職も決まり、今日から日記をつけることにする。
ようやく真人間となれたものの、真人間とは何をするものかと、
貧弱な頭を捻った結論が日記である。
長年、親の脛に寄生してきた代償は思った以上に大きい。

4月1日(土)
本日より仕事である。
誰しも一度は耳にしたことがある電器メーカーが、私の職場となる。
先日まで地の底を見上げていた、私のような人間が必要とされる。
これほどまでに胸が高まるのは何時以来だろうか。
初日で土曜日ということもあり、簡単な説明で退勤となる。

4月3日(月)
最初に与えられた仕事は、冷蔵庫の扉の耐久テストだ。
冷蔵庫の扉が、何回の開閉までなら正常に使用できるかを評価するらしい。
作業は至極単純で、一定の力加減で扉を開閉し、開閉した回数を数えるのだ。
学の無い私でも最先端の技術に貢献できることを、とても誇りに思う。
今日は2万5千回の開閉で退勤。


275 :本当にあった怖い名無し:2/4 ◆warV6c522E:2010/05/13(木) 16:14:26 ID:DQlPoOI+0
4月10日(月)
耐久テストを開始して1週間が経つ。
扉は壊れるどころか、正常そのものである。
これほどまでに頑丈な扉を作る技術があるとは、本当に素晴らしい会社だ。
私の境遇がいかに恵まれているか、改めて痛感する。

4月25日(火)
この世に生を受け幾年月、初めて自分の力で金を稼いだ。
会社の好意で、商品の冷蔵庫を安く譲ってもえることとなる。
早速家へと帰り、感謝の気持を込め冷蔵庫を母親へ贈った。
これの新型の開発に携わっていることを話すと、涙して喜んでくれた。
初めての給金と、初めての親孝行、なんと素晴らしい日であろうか。

5月12日(金)
真に頑丈な扉である。
100万回の開閉にも、歪み1つ見せない。
最近、扉を開閉する音が耳に残り、なかなか寝付けない。


276 :本当にあった怖い名無し:3/4 ◆warV6c522E:2010/05/13(木) 16:16:06 ID:DQlPoOI+0
6月19日(月)
夜中に目が覚める。
腕が、扉を開閉する動きを繰り返していた。

7月15日(土)
どこまでが腕で、どこからが扉なのか、
時々判らなくなる。

8月30日(水)
突然、冷蔵庫の中に蝶が紛れ込んできた。
開閉作業を中断し、蝶を探すが見つけられず。

9月3日(日)
冷蔵庫を開けると、妖精と目が合う。
なるほど、蝶も幻覚だったのだ。


277 :本当にあった怖い名無し:4/4 ◆warV6c522E:2010/05/13(木) 16:20:48 ID:DQlPoOI+0
9月28日(木)
冷蔵庫の妖精が、日に日に醜くなる。
その形相は、まるで鬼のようだ。

10月16日(金)
夢の中でも扉を開閉している。
夢と現実の区別がつかない。

11月22日(水)
仕事中、気が付くと1週間が過ぎていた。

12月31日(水)
今年も終わり。
それにしても頑丈な扉である。







292 :本当にあった怖い名無し:2010/05/14(金) 07:37:27 ID:85zZQzRk0
>>274-277
単純作業で徐々に精神を病んで、時間感覚がおかしくなってる
10/16〜12/31は年も違う(曜日でわかる)


293 :本当にあった怖い名無し:2010/05/14(金) 10:19:12 ID:DqMNIs850
最初の日記が2000年(20世紀最後の年)
9月28日(木)までは2000年のカレンダーで追える
曜日がズレるのはその次の日記からで

2000年以降、最初に10月16日(金)があるのは2009年
2009年以降、最初に11月22日(水)があるのは2017年
2025年以降、最初に12月31日(水)があるのは2025年

最低で25年もパタンパタンやってる
実際はもっと長いかもしれない

2013/04/15(月) 02:00:00

181 :本当にあった怖い名無し:2010/05/07(金) 18:52:14 ID:lPBPkh0+0
俺とユウキとアズの3人は、小さい頃からの幼馴染だ。
3人の親の仲が良かったので、家族ぐるみでの付き合いをしていた。
俺達が中学2年生の時、アズの母親が交通事故で亡くなった。
アズとアズのおじちゃんはとても泣いていた。
暫くすると、アズはアズのおじちゃんの実家に引っ越していった。

それから1年位たった頃、アズから俺とユウキ宛に手紙が届いた。

【俺とユウキへ】

たのしい季節もあっという間に過ぎますね、私は元気です。
けれど、こっちの生活にも慣れないといけなくて・・・
ちょっと大変、そういえばあの秘密きち!
にんげんが3人入れたよね、あとねこ!
ロックって名前だったね、ちっちゃくてさ。
れんらくあんまり取れなくてゴメンね、またおくる。

PS;ちなみにこの手紙は父と一緒に書いてます。
   また会いたいなぁ

                       アズ

手紙を読み終わったあと、ユウキが疑問有り気な顔でもう一度手紙を見せてくれと言った。
手紙を渡すと、食い入るように読み「やばい・・・」と言った。
俺ももう一度手紙を読み、理解した。
すぐに両親に事情を話し、急いでアズの元へ向かった。











196 :本当にあった怖い名無し:2010/05/08(土) 17:45:24 ID:YdofdWoj0
>>181
だめだ、わかんねぇ^^;


197 :本当にあった怖い名無し:2010/05/08(土) 18:13:38 ID:UBZIBywN0
>>196
たのしい季節もあっという間に過ぎますね、私は元気です。
けれど、こっちの生活にも慣れないといけなくて・・・
ちょっと大変、そういえばあの秘密きち!
にんげんが3人入れたよね、あとねこ!
ロックって名前だったね、ちっちゃくてさ。
れんらくあんまり取れなくてゴメンね、またおくる。

行の最初と最後を抽出すると『たすけてちちにこロされる』になる。


2013/04/14(日) 02:00:00

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 15:24:03.26 ID:YEO29K490
長年連れ添ってきた彼女と、ついに結婚することになった。
彼女は嫉妬心が強い子で、他の女の子と話をするだけですぐに不機嫌になるんだ。
でも、本人は浮気をまったくしないし、俺だけを愛してるって何度も言ってくれた。
だから俺は、彼女と結婚することに決めたんだ。

挙式を終えて、一戸建てを買って、二人の新婚生活が始まった。
妻は毎朝俺を玄関から見送って、 夜はかならず料理を作って待っていてくれる。
俺は本当に幸せだった。

そして数年後、妻が初めての子供を孕る。医者によると女の子だそうだ。
俺は初めてのことで、それこそ大喜びした。
妻も笑顔で自分のお腹をなでて喜んでいた。

やがてお腹もぽっこり出てくるようになり、俺は妻の腹に耳を当てて、
もうすぐ生まれてくる我が子の様子が、気になって仕方がなくなるようになった。
朝起きたとき、夜帰ったとき、俺は毎日のように妻のお腹から我が子を可愛がった。

ある日、病院から仕事先に一通の電話が鳴った。
妻が流産したのだ。
俺は上司に無理を言って、急いで妻が担ぎこまれた病院に向かった。
そこで俺は、産婦人科の担当医から、流産の事実を聞かされた。
嘘ではなかった。

俺は病室で寝ている妻のところへ向かった。
妻は疲れたような、悲しいような目で窓の外を眺めていた。
俺は「残念だったな・・・」と呟いた。
「・・・そうだね」と妻も呟いた。
その後に、振り絞るような声で、こう続けた。
「でもあたし、また子供つくるよ。
 死んじゃったあの子の分も生きられるような、元気な男の子をね・・・」







87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 15:30:50.71 ID:Km3obutmO
>>71がわからぬ
なんで流産したのが男の子って分かるのって落ちだったら
お腹にいる段階でも性別は検査すれば分かるだろうって言う


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 15:32:40.98 ID:Z1yBFHSv0
>>87
女の子を産む気は始めからなかったのだよ


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 15:32:00.52 ID:UFeSFOS00
>>87
たとえ娘でも夫の近くに女を居させたくない的な思考じゃないのか。


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/07(土) 15:32:57.22 ID:bVrgQEdFO
>>87
ヒント
・嫉妬深い妻
・子供は女の子だった
・「次は男の子作ろうね」

2013/04/13(土) 02:00:00

678 :本当にあった怖い名無し:2010/07/09(金) 02:06:44 80pUtiBbO
「おい、まだかよ?」

俺は、女房の背中に向かって言った。
どうして女という奴は、支度に時間が掛かるのだろう。

「もうすぐ済むわ。そんなに急ぐことないでしょ。…ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」

確かに女房の言うとおりだが、せっかちは俺の性分だから仕方がない。


今年もあとわずか。世間は慌しさに包まれていた。
俺は背広のポケットからタバコを取り出し、火をつけた。

「いきなりで、お義父さんとお義母さんビックリしないかしら?」
「なあに、孫の顔を見た途端ニコニコ顔になるさ」

俺は傍らで横になっている息子を眺めて言った。


679 :678続き:2010/07/09(金) 02:07:59 80pUtiBbO
「お待たせ。いいわよ。…あら?」
「ん、どうした?」
「あなた、ここ、ここ」

女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。

「あっ、忘れてた」
「あなたったら、せっかちな上にそそっかしいんだから。こっち向いて」
「あなた…愛してるわ」

女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。

「何だよ、いきなり」
「いいじゃない、夫婦なんだから」

女房は下を向いたままだったが、照れているようだ。

「そうか…、俺も愛してるよ」

こんなにはっきり言ったのは何年ぶりだろう。
少し気恥ずかしかったが、気分は悪くない。
俺は、女房の手を握った。

「じゃ、行くか」
「ええ」







俺は、足下の台を蹴った。

2013/04/12(金) 02:00:00

286 :本当にあった怖い名無し:2010/07/02(金) 21:05:57 ID:PBOjONzy0
私は妻のセンスで、洋館風の家に住んでいる。
おかげで、私の相棒であり家族の猫にベストマッチする洋間が、私の部屋だ。
ロシアンブルーの毛並みがよく映える。彼の名前はノイズルド。
あの人ひとりが入るほどの大きな桐箱が、私の宝物である。
ノイズルドも気に入っているようで、蓋の上を寝床にしていた。

なぜあんな箱が宝物なのかって?
人は信じないが、あの箱に身を収め目を閉じると未来に行けるのだ。
未来に行けると言っても、未来空間に自分の視覚と聴覚を投げ込むだけ。
未来を見て聞けるが、未来に直接干渉することは出来ない。
私はその箱を『神の目』と呼んでいる。
そして、その中で見ることの出来る未来映像を、『ミチビキ』と名付けた。

私はミチビキのおかげで生きている。
というのも、私は神の目で私を殺す人間を見た。
そして私は“現在”の世界で、殺される前にそいつを殺してやった。それだけの事だ。
まだ何の事件にもなっていないようだ。
そいつの死体も完璧に隠した事だし、まだしばらくは大丈夫だろう。

それにしても、ノイズルドの体調が最近良くないみたいだ。
お気に入りの『神の目』の蓋の上にも、もう近づこうとしない。
ノイズルドの未来を見てみようか。心配になってきた。

私は神の目に顔を入れ目を閉じた。
そこで見たのは、腐敗して原型をギリギリとどめている愛猫の姿だった。
私は愛する相棒の悲惨な姿と、その腐敗臭にむせながら、“現在”に帰った。

まだ元気な唯一の家族を抱きしめ、私は未来を見たことに猛烈な後悔をした。







311 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 19:15:15 ID:ZUlxPEYB0
>>286
1.猫が唯一の家族→妻が未来に自分を殺すので妻を殺害。
2.猫が腐敗→面倒を見ている自分がいない。(逮捕または死んでいる)
3.猫が最近調子悪い→2が起きるのは近々。


312 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 19:17:04 ID:ZUlxPEYB0
>>311
もう1コ
腐敗臭→未来に送るのは視覚と聴覚だけ。箱には妻の死体。


313 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 21:01:27 ID:OAy9QPAC0
>>312
もう1コ
ノイズルド→『妄想』を意味する英語、delusionを逆さから読むと・・・


314 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 21:39:19 ID:bv7W8TvS0
猫は人目に付かないところで死ぬから、腐敗したのと思ったわ。
『その腐敗臭に』(その=猫?)が気になるけど超納得。
しかも妄想の二段オチなのか。


315 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 21:53:00 ID:ZUlxPEYB0
>>313
すごい!博識〜。
『神の目』自体が妄想で、妄想で妻を殺してしまい逮捕。というオチ面白いなぁ。

>>314
自分も『その腐敗臭』の”その”は引っかかります。


316 :本当にあった怖い名無し:2010/07/04(日) 22:03:47 ID:OAy9QPAC0
>>314>>315
『その』は猫を指しているでしょう。でも、それはあくまで『私』目線での話。
私は腐敗臭を猫のものだと思っているけど、実際は箱の中の妻の死体。
ミチビキでは臭いを感じることは出来ないし、
猫の未来を見るために『神の目』を使ったときは、中に入るのではなく『私は神の目に顔を入れ』と書いてある。
人ひとりが入るサイズの箱には妻の死体が入っているから、顔しか入れることが出来なかったのでしょう。
そしてとどめに、ノイズルドの妄想二段落ち。