2chオカルト板・怖い話・洒落怖怪談の厳選まとめ

2chのオカルト板・怖い話・洒落怖の怪談などをまとめたブログです。怖い話を厳選して掲載。閲覧注意。

2013/03/05(火) 02:00:00

581 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/05/12(土) 19:22:26.57 ID:+rKPkpZ80
何年か前、真剣に悩んでたことがあったんだ。
痴漢に間違われて危うく有罪になりかけたせいでリストラに遭い婚約者を親友に寝取られてしまい、両親も離婚した。
全てが済んで半月ほどして俺は死ぬつもりで山へ行った。と言ってもすぐに死ぬ決心はつかなかったので
キャンプ道具一式は持って行った。車で行けるところまで行って後は歩いた。やがて腰まで草の生えた平地に出た。
そこを掻き分けて尚も奥へ進むと高い木ばかりの林があって一面に苔が生えていたので、ここらでいいかと思いテントを張った。
夕食後やることもないのですぐに寝袋に入った。しかし眠れない。山中は意外なほど静かで風の音も動物の鳴き声もしない。
なのに一向に睡魔が訪れない。困って枕元のライトを点けて持参の文庫本を開いて仰向けのまま読み始めた。
そうして5分くらい経ったろうか、ふと違和感を感じた。視界の下方に変化があるような。

582 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/05/12(土) 19:33:20.08 ID:+rKPkpZ80
俺は仰向けのまま入口を観た。閉めたはずのファスナーが上がり外の暗闇が覗いていた。そしてその端に縦に並んだ2つの眼が見えた。
「ひっ」
思わず声が出た。文庫本を投げ出し身を起こした。後ろにずり下がる。テントが揺れた。
“それ”が入ってきた。ライトに照らされたその姿はおかっぱ頭の少女だった。服装は何というか、しずかちゃんみたいな感じ。
顔はまあ整っているが、青白く無表情で目が細く若干つり上がっていた。少女はすすっと寄ってきて震えてる俺に顔を近付けてきた。
そして言った。
「お前、死ぬのか?」
老婆のような嗄れた声だった。俺は歯をカチカチ言わせながら何も言えずにいた。
すると少女はまた同じことを言ってきた。俺は答えないとヤバいと思い無理に声を捻り出した。
「ひっ、ひえ。ひにま、ひにま、へん」
これでも伝わったらしく、少女は表情を変えずに言った。
「なら、供物は?」
お供え物を求めているらしい。俺は少女から目を離せないまま手探りでリュックを探った。最初に触った缶詰を差し出した。
ミカンの缶詰だ。蓋を開けて渡すべきだったろうがとにかく何か渡さないという思いが強かった。

583 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/05/12(土) 19:39:02.88 ID:+rKPkpZ80
少女は缶詰を受け取り無造作に口に入れた。スポッと中に入った。そのままガリガリと噛み始めた。
頬は不自然なほど膨らんでいが無表情で咀嚼している。ものの数十秒ですべて呑み込み顔が元に戻った。俺は恐ろしくて身体が動かなかった。金縛りというより筋肉という筋肉が弛緩してしまったような感覚だった。
「眩しい。消せ」
少女はライトを指差して言った。顔はずっと近付けたままだ。手探りで消した。暗闇が襲ってきた。
しかし少女の2つの眼だけはぼんやりと光っている。頭がじーんとしてきた。怖すぎて麻痺してしまったのかも知れなかった。
「入るぞ」
少女は言うなりスルリと寝袋へ入ってきた。一人用だし子供と言えど入れるスペースなぞない。それなのに入ってきた。
入り方も、暗くて見えなかったが、芋虫が潜り込むような感触だった。気が付くと少女の顔が肩の上にあった。上目遣いに見ている。

585 :本当にあった怖い名無し[sage]:2012/05/12(土) 19:46:16.34 ID:+rKPkpZ80
近くで見るその瞳は猛禽のように鋭く強烈な意思が感じられた。
「寝ろ」
嗄れた声だが、首筋にかかる吐息はほんなりと暖かく俺は初めて少女に人間味のようなものを感じた。
命じられるがままに目を閉じる。さっきとは違ってすんなり眠りに落ち込んでいく雰囲気が頭を包んだ。
こんな状態で眠ってしまって大丈夫か、という気持ちも微かにあったが眠気の方が圧倒的に強く意識がすーっと消えていくようだった……

その時、大地を揺るがすような大音声が轟いた。
「破ぁーーーーーー!!!」
その瞬間外が真昼のように光りテントが吹っ飛んだ。一気に眠気から覚め心臓が停まりそうになった俺の視界に一人の男が飛び込んできた。
寺生まれで霊感の強いTさんだ。
「何してんだ、早く出ろ!」
Tさんは凄い力で俺を寝袋から引きずり出し俺は木の幹に後頭部を打ちつけた。
薄れゆく意識の中、いそいそと寝袋に潜り込むTさんを見ながら寺生まれってスゴイと思った。

2012/11/20(火) 02:00:00

507 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/02 01:44
小学校の修学旅行でのことだった。
我々は一路目的地をめざしてバスに乗り込んだ。
席も隣同士だった。少しテンションの高すぎる彼に閉口しながらも、
バスの旅は快調に進んで行った・・・。

 しかし、バスに乗って1時間が過ぎた頃には、安川君はさっきまでの
テンションがウソだったかのように静かになり、何か神妙な顔つきに
なっていた。
 「車酔いか?」
私は聞いてみた。
 「うん、ちょっと酔ったみたい。」
 「先生に言おうか?「」
 「いや、大丈夫、言わんといて」
 「そうか、また気分悪くなったら言いや。」
 「うん。」
まぁ彼が大丈夫だと言うのだから、それ以上のしようはない。
私も彼の車酔いにつきあって、せっかくの楽しい修学旅行をだいなしに
するつもりは毛頭なく、彼を放って友人らとの会話を楽しんでいた。

 「先生、和田さんが気分悪いって」
突然後方の女子らの席からゲロ警告が先生に報告された。
警告されたところで、先生にできるのは「大丈夫?」とのお決まりの
セリフとゲロ袋を装着したゲロバケツを渡すことぐらいだ。

508 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/02 01:44
 特技が『貰いゲロ』の私としては、非常に忌々しき事態である。
隣の安川君も加わって『連鎖ゲロ』という非常事態に突入する
危険性もはらんでいた。

 しかし、和田さんは車酔いに耐えてよく頑張った!私は感動した!
かくして非常事態は去ったかに思えた・・・・。

 バスは予定通りに快調に進み、ハイウェイへと突入した。
ハイウェイはカーブも信号も無いので、酔いが悪化することは無い。
 私は安堵し、また友人らとのバカ話に花を咲かせていた・
           その時
私の隣の安川爆弾がポツリと火花をあげた

     
         「・・・うんこしたい。」


・・・車酔いではなかったのだ。彼は一心不乱に、今にも括約筋の束縛を
振り切って生まれ落ちんとする『うんこ』との熱いバトルを孤独に繰り広げて
いたのである。

509 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/02 01:45
 しかし、そんなことを告白されても私にはどうしようもなかった。
勿論バスにはトイレは無かったし、ハイウェイに乗ったばかりで
次のトイレ休憩はまだまだ先だったからだ。
 「やばい?先生に言おうか?」
 「いや、言わんといて。」
蚊の消え入るような声で彼はよわよわしく訴えた。

 そうなのだ。小学生にとって『うんこ』という行為は、
イスラム教徒が豚を食うに等しいタブーだったのだ。
 しかし、彼の様子を見ていると、そんな事を言っている場合では
なさそうなのがわかった。

 「このままでは『ウンコマン』が『おもらしマン』にクラスアップして
 いくだけだ!」

 そう考えた私は、彼の抑止を振り切り、先生に
 「安川君がうんこしたいって言ってます。」と伝えた。
わざわざ先生に接近して、小声で伝えたのは私なりの彼の
名誉への気遣いであった。

510 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/02 01:45
 しかし、先生はそんな私の気遣いに気付かず

「安川君、ガマンできそう?もう出ちゃいそう?」

 とバス中に響き渡る大声で彼に問い掛けた。
安川君の恨みがましい視線が私に突き刺さる。

 一瞬で車内には静寂が訪れ、皆の注意は
『うんこがもれそうな安川君』に集まった。

 先生が彼の隣の席へと移動したので、隣だった私は
先生の席へと移動が出来だ。

  「爆心地は避けれた!やった!」

 不謹慎だが私のその時の素直な心境はそうだ。

 最早私に出来ることは祈るだけだったが、
「安川君がうんこをガマンできますように」 なんて祈ったら
神様に怒られそうだったのでやめた。大人しく事の成り行きを
見守ることにした。

 先生は「ガマンできそう?」とまだ問うていた。安川君は半泣き状態で
答えようとしない。

 私は考えていた。もし「もうガマンできません」と彼が答えたら
先生はどうするのだろうかと。幼い私の出したベストの答えは
『バスを停車して道の端にうんこする』というものだ。それ以外に
考え付かなかったという事もあるが。一休さんでもそう答えるであろう
ベストの回答を、もしその時が来れば先生も選択するだろうと
思っていた・・・。

511 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/02 01:45
Time is come---そして時は来たれり

先生の「ガマンできる?」の問いに遂に彼が首を 横 に振った。

『WARNING WARNING 爆発秒読み開始
 乗組員はすみやかに退避せよ』 緊急コールが脳内に鳴り響く。

 しかし我々には逃げ場は無かった。

モーゼにすがる民草のように我々は先生の決断を待った。
モーゼの口から決断の言葉が吐かれる

「安川君は一番前の席へ、前の席の人達は後ろの座席へ下がって!」

 意外なモーゼの言葉に私は呆然とした。席を移動して何の解決に
なるのだろうかと。しかしその疑問はモーゼの手にしたものによって
一瞬で掻き消えた。

 モーゼの手にあったもの・・・それは

     『バケツ』

 そう、『ゲロバケツ』として搭載されていたあのバケツである。
流石にモーゼがそのバケツを何に使用せんとしているかは理解できた。

モーゼは海を割る変わりに 『ゲロバケツ』 を 『うんこバケツ』
へと変身させようとしているのだと。

512 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/01/02 01:45
モーゼの導きにより、民族大移動は終了した。

 しかし、それで終わりではない、いや、地獄はこれからなのだ。
皆が顔を見合わせる。何を喋ればいいのかわからない。
来るべき地獄の時を皆が、最大級の静寂という最悪の状況で
迎えようとしたいた。

           「ピブッ」

静寂の車内についにサタンが産声を上げた。悪魔の母は嗚咽をあげていた。

   「ブピッ! ブパパパパパパ!!
           ブシャッ!!    ビッ!  ピピブブツ!!

     プシャシャシャシャシャシャーーーーー ビッ!!」

 サタンがあらん限りの雄たけびをあげた!!
 雄たけびと共に、車内に地獄の臭気が蔓延する!!

 この極限の状況に耐えられず、滝川君が笑い声を
上げはじめた!するとそれにつられてガマンしていた者達も
一斉に大笑いを始めた。

 「ブプビチチッ ワーープッーーーハハブピッピツハッブリブリブリハッハッ!!

     ワハハハブリブリッハハッハッハビチチプチッハハハーーーーハハハプゥッ」

 サタンの雄たけびと臭気と子羊達の笑い声で車内は更なる地獄へと変わった。

 その瘴気に当てられたのは、車に酔っていた和田さんだった。
頼みの綱のゲロバケツは既にバス前方で安川君の菊門錬金術により
うんこバケツへとクラスチェンジしていた。

 耐え切れなくなった和田さんの口から溶解液が勢いよく放たれた。
前門の狼、後門の虎とはよく言うが、『前門のビチグソ、後門のゲロ』
とは古代中国の文人も考えもしなかったであろう。

 車内はクソの悪臭とゲロの悪臭が入り混じり、ビチグソの放たれる
爆音と気の触れんばかりの爆笑がうずまき、泣き出す女や貰いゲロを
する奴らも現れた。

 「フゲロオエップ゙プビチチッ ワーウッッープッーーーハハブピッピツハッブリブリブリハッハッ!!

     ワハハハゲェェッハハゲロゲロハブリリリハハハ  ゲロ

     ブリブリワハハハゲロゲオエッエッ   ビプッ  ゲロオペッハハハハエーン   

     ワハハハブリブリッハシクシクハッハッハビチチッハブピゲロッロロハハーーーーハハハプゥッ」


 脱糞、嘔吐、嗚咽、爆笑、激臭を乗せた地獄のバスは速度を緩める
ことなく目的地へと向かった。

               ==終==