2chオカルト板・怖い話・洒落怖怪談の厳選まとめ

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2012/05/31(木) 02:00:39

70 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/22 13:10 ID:RilK0UPy
伯父の話。瀬戸内海の大きな島の話。

本土から橋を渡り車で1時間程走ったあたり、国道から山を見上げると、みかんの段々畑が続いている。
国道から数段上の農道に、昔『こーだけ』と呼ばれていた道がある。
彼が子供頃、「こ〜だけ〜」とつぶやく女の幽霊が出るといわれていた。
女の幽霊は赤ん坊を抱いていて「こ〜だけ〜」と言いながら、子供を抱かせようとするという。
残念ながら子供を抱いてみた猛者の話は聞けなかったが、戦後しばらく、彼女は出現していたらしい。
道の舗装をしなおしたところ、彼女は出現しなくなったそうだ。

自分が小学生の頃、同級生に『こーだけー』の話をしたところ、
彼女の親御さんの出身地呉市にも『こーだけー』が出るそうだ。
子供を抱いてみた猛者がいたそうで、子供に腕を噛まれて流血したそうだ。
またある若者は、子供の攻撃を交わしながら、「返さない」と言い張って子供を抱いたまま自宅に帰ったところ、
おくるみの中に入っているはずの赤ん坊は、木の葉になっていたそうだ。

2012/05/30(水) 12:30:22

404 :否猿:04/07/02 19:36 ID:JoA/BUnv
俺の実家は山あいの村で、昔は猿がキュウリやらトマトやら畑に盗みにくるくらい田舎だった。

小学校3年の夏、四つ上の兄貴と一緒に友達んち遊びにいった時のこと。
すっかり日が暮れて、夕飯まで御馳走になってしまった。
帰る時に友達のおかあさんは、「懐中電灯貸そうか」って言ってくれたんだけど、
兄貴は「月がでてるから大丈夫です」って言って断ったんだ。

その夜はいい満月で、雑木林の中でも暗いって思う事はなかった。
で、ジャリ道歩いてたんだけど、俺急につまずいた。
手も膝小僧もすりむいちゃって、ちょっと涙目になった。
起き上がって、なんにつまずいたんだろ?って眺めると、
兄貴が「おい!お前・・・」って言って、俺の足もと指差した。
最初兄貴が何言ってるのかわからなかったけど、しばらくして俺も気付いた。
兄貴の影はひとつ。俺の影はふたつあった。


405 :否猿:04/07/02 19:39 ID:JoA/BUnv
その時、変な声が聞こえた。囁くような、いやらしいしゃがれ声。
見ると、影がますますおかしい。
俺は動いてないのに、右側の影だけ震えてる。
肩を震わせて、まるで笑ってるようだ。
兄貴が小さく叫んだ。
「おい、走るぞっ」
だけど俺は動けない。見たくないのに、すごい嫌なのに、影から目が離せなくなってる。まるで金縛りだ。
「何やってんだ!行くぞ!」
兄貴が怒鳴って俺の手つかんだ。
地面の上の兄貴の影が、俺の影をつかもうとした時、
一瞬早く変な影は腕を伸ばして、俺の影をグイッてひっぱった。
変な影は俺の影をひきずったまま、林ん中へぱたぱた逃げてった。
現実の兄貴は俺の手をしっかり握ってるのに、地面の上の兄貴の影の先には何もない。


406 :否猿:04/07/02 19:43 ID:JoA/BUnv
なにか取り返しのつかない事が起きた気がした。
俺は泣き出した。急に怖くなって大声あげて泣いた。
兄貴も青ざめていた。
だけど、行動は早かった。
「お前ここにいろ。絶対に動くな」って言ったがはやいか、
兄貴は林の中を掻き分けて飛び込んでいった。
俺「行っちゃ嫌だー」って叫んだんだけど、「動くなよっ」。
兄貴の最後の声が薮の中から聞こえてきて、それっきり静かになった。

ずいぶん待ったけど、兄貴が帰ってくる事はなかった。
兄貴の言いつけを守れず、俺は泣きながら家に帰った。
両親は俺が独りで帰ったのでびっくりしていた。
俺は一生懸命説明したが、理解してもらえなかったらしい。
親父は兄貴を探すため家を飛び出していった。
何度も本当の事だと言ったが、お袋はなだめるばかりで、俺はとうとうかんしゃくをおこした。
お袋は困った顔で言った。
「でも、ほら、あなたの影はちゃんとあるわよ」
畳の上をみた。俺の影はあった。


407 :否猿:04/07/02 19:48 ID:JoA/BUnv
最悪の事態を予想していた両親と俺だったが、次の朝、兄貴はひとりで帰ってきた。
そのまま倒れるようにして眠ると、夕方目を覚まして俺に言った。
「お前、本物か?」
「何言ってるの?」と俺が聞くと、兄貴は難しい顔をした。
影を追って森の中を走っていると、草むらで大きな猿にであったらしい。
その猿は俺の顔をしており、俺の声で笑ったそうだ。
逆上した兄は、ポケットにあったベーゴマをわしづかみにすると、猿にむかって投げつけた。
ひとつが額に命中し、猿はぎゃっと悲鳴をあげて顔を覆った。
猿が振り向いた時、その顔は渦を巻いたようにねじれており、もはや目も口もわからなかったそうだ。
化け物は兄に飛びかかり、すごい力で兄の首を締め上げた。
かなわないと思った兄は、その手に思いっきり噛みついた。
兄は突き飛ばされ木に頭をぶつけて、そのまま気を失ってしまったそうだ。
そこまで話すと兄貴は黙りこくった。

俺はおそるおそる尋ねた。
「お兄ちゃんこそ本物なの?」
むっとした顔で兄は俺の頭を殴った。
「ふざけんな、この野郎」
いつもの優しい軽いゲンコツだった。
俺は泣きながら笑った。兄貴も笑った。

2012/05/30(水) 02:00:58

35 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/21 13:59 ID:th+wel6d
以前、陸上自衛隊のレンジャーだった人が話していたが、
「山の中では、幻覚・幻聴などしょっちゅうのこと。
 人間とは生理的にそういう生き物であり、怪異でも不思議でも何でもない。
 だから、真夜中の御巣鷹山だろうが、雫石の慰霊の森だろうが、怖いことなど何もない」
また、広報班の写真担当の陸曹も、
「怪奇現象や心霊現象には興味はあるものの、全く怖くない」
と言っていた。

自衛隊には、基本的にそういう人が集まってくるのか、訓練などによりそういった人間に変化していくのか、
ちょっと知りたい所だ。


61 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/22 06:06 ID:/tIS4+CX
>「山の中では、幻覚・幻聴などしょっちゅうのこと。
>人間とは生理的にそういう生き物であり、怪異でも不思議でも何でもない。

>自衛隊には、基本的にそういう人が集まってくるのか、訓練などによりそういった人間に変化していくのか、
>ちょっと知りたい所だ。

同じ事は、禅の修行でも何百年も前から言われている。
苦行の最中に、いろいろなものを見てしまうんだよね。
神様だったり仏様だったり、鬼や悪魔だったり、世の理を悟った気分に至ってしまったり。

…で、そういうものは全て、人の弱い心(脳)が生み出して見せているものだから、惑わされんなよ、
と一蹴しているわけだ。
現代医学では、その多くが生理現象で説明がつけられるようになったけど、
ずっと以前から同じ事を言い当てていた点は興味深いよね。


62 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/22 06:07 ID:/tIS4+CX
で、泥臭い話だけど、実際に修行の途中で見ちゃったものに惑わされて、
オレ宗派(今で言う新興宗教)を始めてしまうドロップアウト組のような、
禅僧くずれで胡散臭い連中も、禅の周辺にはゴロゴロいる。

要するに、苦行の最中にそういうもんに出会って、
赦しを得たとか徴をもらったとか、神や宇宙との合一を見たとか言ってる奴は、まだまだハンパ者だよ、
と暗に言っている訳だ。

修行の最中についに惑わされず、己の弱さや都合のよさを自覚した上で、
現実に立ち帰った釈迦は一人前の哲学者だけど、
40日40夜の修行中ずっと悪魔を斥けておいて、
その最後に神の使いに会っちゃったつもりのキ○ストなんてダメダメじゃん、みたいな感じ。

さらに世の中には、もっと安っぽい教祖や預言者なんかいくらでも居るって事だし。


63 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/22 06:13 ID:/tIS4+CX
で、まあ若くて精神力も理性も充実しているうちは、現実と対峙するストレスにも耐えられる。
しかし年とって耄碌してくると、唯物的であった筈の禅僧や医者、軍人なんかでも、
やっぱり自分の感覚に惑わされてしまったりする奴が出てくる。

人というのはこのように弱く、すぐに救いを求めてしまい、
さらにそれを自分自身で妄想して生み出してしまう生き物だ…という事ですな。

2012/05/29(火) 02:00:33

9 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/06/21 01:50 ID:Q6Od0iCc
知り合いの話。

地区の子供会で、キャンプをおこなった時のこと。
炊事担当であった彼女は、夕食のカレーを支度していた。
灰汁をすくっていると、不意に胸騒ぎがした。
顔を上げて、河原で遊んでいる子供たちを確認する。
中に一人、理由はわからないが、なぜか気になった子がいた。
しかし異常は見られず、彼女は内心首を傾げながらも、調理を続けた。
そのまま何事もなく、キャンプは無事に終了したという。

山から帰って二日後に、キャンプに参加した子供が一人急死した。交通事故だった。
彼女が気になった、正にその子だった。

葬儀の後しばらくしてから、子供会の会合が開かれた。
ついでだったのか、その席でキャンプの記録ビデオが上映された。
亡くなった子も元気な姿で映っており、皆の涙を誘ったそうだ。

やがて画面が夕食の準備風景に変わる。
それまでばらばらに動いていた大人たちが、不意に同じ動作をした。
一斉に顔を上げて、河原の子供たちをじっと見つめる。
皆の視線が一つにまとまり、すぐに奇妙な顔をして持ち場に戻っていく。

ビデオを見ていた人たちは、彼女を含め、全員が凍りついたようになっていた。
それ以上キャンプが話題になることはなく、会合は終了したという。

2012/05/28(月) 02:00:05

925 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/06/17 21:01 ID:ubH/WSRD
ある夜の事、一人の少年が喉が渇いたので土間に下り、台所で水を飲んでいた。
すると、開けっ放しにしていた出入り口の端から狸が頭を覗かせて、彼をじっと見ているではないか。
少年は狸が家の中に入って来るとまずいので、「こら!!」と一喝。
すると、狸はゆっくりと頭を引っ込めて逃げて行った…と思ったのも束の間。
その日はちょうど満月で、明かりを付けなくても全く問題が無い位明るい夜だったはずなのに、
ほんの一瞬で、少年は自分の手元すら見えない、真っ暗闇の中に放り込まれてしまったのである。
それも困った事に、自分の部屋に戻ろうとして手探りしながら歩き出しても、平坦などこかを進み続けるばかりで、
一向に部屋どころか、家の中に居るのかすら分からない始末。
「こりゃあいかん…どうも、狸に化かされたみたいだ。これ以上無理に動き回らない方が良いな…」
少年は腹をくくり、相変わらず真っ暗な視界の中、どことも分からない場所にごろりと横たわって寝てしまった。

さて、それから何時間過ぎたのか。
少年はふいに眩しさを感じて目を覚まし、身体を起こして驚いた。
そこは、山の中腹に作られた狭い畑のど真ん中。
少年の家から行こうとすると、かなり急な道を下らなければ辿り着けない場所であり、
そこから更に下っていたら、石垣から落ちて大けがをしていた所だった。
「諦めて寝て正解だったなぁ。ま、晴れた日で良かったわ」
少年は自分を化かした狸を恨むでもなく、良く寝たと思いながら家に帰った。


926 :925:04/06/17 21:02 ID:Si/RFkk3
少年=父から、酒のつまみ代わりにと聞いた話です。
この頃は日本昔話よろしく、風呂だと思ってこえだめに浸かったり、
酒を飲んでいた訳でも無いのに、崖から落ちてけがをする人が多かったそうで、
そういう事が起こる度に、「狸に化かされた」と人々は普通に受け止めていたと言う事です。

私も子供の時、田舎で山の木々の上を、列を成して進むたくさんの狐火を見たりしましたが、
両親や親戚達は、笑いすら浮かべてのんびりとそれを見送っていました。